◆使徒ペテロと使徒パウロ◆


 ◆使徒ペテロと使徒パウロ

 6月29日は、カトリック暦で使徒ペテロと使徒パウロの祝祭日というので、ちょっと書いてみよう。二人については、あまりにもよく知られているので、いまさら書くこともないような気がするが、まあ、ローマ教会にとってはとくに重要だということを少しだけ書いてみることに。

ローマカトリック教会だけでなく、東方教会でもプロテスタントでも、使徒ペテロと使徒パウロは、重要な人物には違いないとは思うのですが、ローマ教会は、特に強調しているようですね。

 引用は、
 Catholic Culture - Solemnity of Sts. Peter and Paul, apostles

 この二人の偉大な使徒の崇拝は、そのルーツがまさに教会の基盤にある。二人は、その上に教会が建てられた強固な岩である。教会の信仰の起源であり、永遠に教会の保護者であり導き手であるだろう。ローマの真の偉大さは、彼らによる。彼らは神の摂理の導きによって導かれ、帝国の首都は、彼らの殉教によって聖別され、福音を説き広めるキリスト教世界の中心となって光輝くことになる。

聖ペテロは、A.D.66年あるいは A.D.67年のネロ帝による大迫害で殉教する。彼は、バチカンの丘の上に埋葬された。最近の発掘では、サンピエトロ大聖堂のまさにその場所に彼の墓が現れた。

パウロは、オスティア街道、彼の名の付いた大聖堂が現在建っているその場所で首を切られた。数世紀後まで、何千人ものキリスト教徒たちが、これらの使徒の墓に巡礼に訪れている。2・3世紀には、ローマ教会は、すでにその使徒性のため、ローマの教えの絶対不可謬の真実、そしてその二人の偉大な人物ペテロとパウロのために、卓越した地位を築いていた。