2005-12-01から1ヶ月間の記事一覧

さて、2005年も今日を入れて残りわずか2日となりました。 一年を振り返る余裕もないうちにもうこんな時期になってしまったなあというのが、現在の実感ですが、来年は、また、違った年になるのではないかと、ふと思ったりもしています。 それでは、皆さん、…

◆カンタベリー大聖堂◆

◆カンタベリー大聖堂◆ 12月29日は、カンタベリー大聖堂で殉教した聖トーマス・ベケットの祝祭日だというので、Maiharaの戯言にその話を少し書き込んだのだが、ここでは、そのカンタベリー大聖堂の歴史について少々書いてみようかなと思う。少し長いので…

◆メソポタミアの衰退◆

◆メソポタミアの衰退◆ 古代メソポタミアは、およそ2500年の間、高度な文明を維持してきました。アッシリア、シュメール、バビロニア、カルデアは、世界の商業機構、学問科学、法律、美術に大きな貢献をしてきました。数学、薬学、宗教、彫刻、建築、文学、そ…

◆トロープスとセクエンティア◆

◆トロープスとセクエンティア◆ 聖マルティアリス-カリクスティン写本(St.Martial-Calixtine)の中にある「Viderunt Hemanuel」は、その写本の中で目立っている作曲型、ウェルスス(versus)とトロープス(tropus)、すなわち讃歌と詩句--ここでのように同一の時も…

11月30日は、聖アンドリューの祝祭日で、この祝日に一番近い日曜日からアドヴェント(待降節)が始まります。今年は、11月27日でしたね。 これからのクリスマス・お正月までのホリディシーズンは、日本では師走の気ぜわしい時期と重なりますが、1年で一番ウ…

◆アドヴェント◆

◆アドヴェント◆ 27日の日曜日からアドヴェント(待降節)が始まっています。 今回は、アドヴェントというのは、敬虔なクリスチャンにとって、どんな季節なのかちょっと書いてみます。 参照・引用は、The Season of Advent です。 アドヴェントの祝祭 アド…

◆インド◆

◆インド◆ この時期(5世紀まで頃)、インドの注目すべき貢献といえば、恐らくヒンドゥーの数体系でしょうが、それについては、ここでは議論しません。インドの数学の歴史で、次に重要なことは、年代的には数詞の文書に先立つ出来事ですが、それはアレクサン…

◆聖マルティアリスとサンチアゴ・ポリフォニー◆

◆聖マルティアリスとサンチアゴ・ポリフォニー◆ 本当の起源は確かではありませんが、一般に、リモージュ(Limoges)の聖マルティアリス修道院(St. Martial Abbey)のものと言われている写本(Paris, Bibl.Nat.lat.1139,3549と 3719。また、London, Brit.Lib.Add.…