◆アドヴェント◆


 ◆アドヴェント

 27日の日曜日からアドヴェント待降節)が始まっています。 今回は、アドヴェントというのは、敬虔なクリスチャンにとって、どんな季節なのかちょっと書いてみます。

 参照・引用は、The Season of Advent です。
 
 アドヴェントの祝祭

 アドヴェントは、教会だけでなく、家庭でも祝われるキリスト教の数少ない祝祭の一つです。クリスマスとの関連で、アドヴェントは、教会での礼拝と直接関連する家庭での行事で、子供たちを自然に導く時です。家庭では、アドヴェント・リースがしばしば食卓に飾られ、ろうそくの明かりを灯して食事をし、特に日曜日には、ろうそくが灯される前に聖書が読まれます。4週間の間、日曜日には新しいろうそくが灯され、その後、その週の間、食事の時には同じろうそくが灯されます。こうして、家族の礼拝・祈りの機会が与えられ、子供たちに信仰を教え、特に、日々の聖書を読むように子供たち教える手助けとなっています。

 多くの家庭では、信仰を教えるという同じ目的のため、アドヴェントの始まりを記念する共通のものがあります。家族の中には、アドヴェントの始まりとともに家を飾る家庭もありますし、特別なクッキーを焼いたりごちそうを作ったり、単に食事のときに特別なテーブルクロスを使い始めたりするだけの場合もあります。アドヴェントカレンダーは、子供たちをその季節に関心を持たせる一つの方法です。非常に様々なアドヴェントカレンダーがありますが、普通は、アドヴェントの期間のそれぞれの日、イエスの誕生に導く旧約聖書に関連するシンボルや絵を見せるために開くことのできる窓の付いたカードあるいはポスターです。家庭や至聖所で使われるユニークな特別なアドヴェントカレンダーに、エッサイ(ダヴィデ王の父)の木があります。これらはすべて、子供たちにこの聖なる季節を教え、そのことを思い起こさせる機会を提供しています。

 集会での礼拝では、アドヴェントリースが、この季節、教会暦が始まる救済史の初めの季節に人々を引き寄せる中心的な象徴です。この季節のために、集会のメンバーたちは、しばしばアドヴェントキャンドルを灯し、それぞれの日曜日には、ふさわしい聖書を読むのに参加します。家族でそれをするのが習慣になっている教会もありますが、未婚の人や離婚した人、未亡人に一人暮らしのお年寄り、故郷を離れた大学生などのような家族を持たない人々を含めることで、特に、全体の統一を示すよい機会となっている教会もあります。