◆クロッカス◆


 ◆クロッカス◆

 Crocus (複数: crocus, crocuses) :
 クロッカスは、多年性の花の1種で、中央及び南ヨーロッパの沿岸及びアルプス山麓地方(エーゲ海の島々も含む)、北アフリカ及び中東、中央アジア全域から中国西部にかけての広い地域を原産地とする。

 サフラン(クロッカス)属は、植物学的にはアヤメ(アイリス)科(Iridaceae)に属する。球茎で育ち、主として耐寒性の多年生植物で、森林、低木地帯、草地を含む広い範囲の生息環境で見いだされる。

 およそ80種類のクロッカス(そのうちおよそ30種が栽培されている)がある。そのカップの形をした一つだけの高盆状の花は、細い管に次第に細くなっている。その色は非常に様々であるが、ライラック色やふじ色、黄色に白が主な色である。草のような剣状突起の葉には、全般に、葉の軸に沿って中央に白い縞模様が見える。葉の縁はそろっている。どのクロッカスにも通常3つの雄しべがついている。香辛料のサフランは、秋に花をつける種であるクロッカス・サティヴス(サフラン)(Crocus sativus)のめしべから得られる。

 属名は、ギリシア語のクロコス(κρ?κο?)から派生したものである。(ホメロスイーリアス第14書 347節で裏づけられる)これは、セム系言語からの借用語である。(ヘブライ語カルコム、アラム語クルカマ、ペルシア語とアラビア語のクルクム、すべてサフラン色あるいは濃い黄色の意味)ギリシアでは、その単語は、また、同様の色をした卵の黄身にも使われる。

 (from Wikipedia - Crocus: http://en.wikipedia.org/wiki/Crocus)