2006-09-26から1日間の記事一覧

グレゴリオ聖歌の変容(その2)

続唱の歴史 続唱の作者として有名なのは、ザンクト・ガレンの修道士ノトケルで、880年に発表したとされる「リベル・イムノルム(賛歌の書)」には、33のプローズが集められています。以後12世紀にかけて一世を風靡し盛んに創作されました。 しかし、16…

グレゴリオ聖歌の変容(その1)

キリスト教の音楽が楽譜として残るようになるのは、9世紀半ば以降のことです。 トロープス すでに存在する聖歌の旋律に新しい歌詞を書き加えたり、そのために旋律の一部をくり返してより長い歌詞を付けたり、さらに新しい旋律を新しい歌詞付きで挿入したり…