2007-01-21から1日間の記事一覧

ルネサンス初期の教会音楽(その4)

デュファイのミサ曲 イテ・ミサ・エストを除くミサの通常文全体をそろえたミサ曲で、確実にデュファイの作と判っているものは6曲だけです。 最も初期の作品は「ミサ・シネ・ノミネ(無名のミサ曲)」として知られています。最近は、この曲と 1423年7月18日…

ルネサンス初期の教会音楽(その3)

新しい様式によるモテトゥス デュファイは、初期の頃からイソリズムの技法によらないモテトゥスも手がけてきました。ほとんどは3拍子の作品で、カンティレーナ様式の円熟した書法によっています。動きの多い旋律を持つ最上声部を2つの低音部(テノールとコ…