2007-02-03から1日間の記事一覧

ルネサンス初期の教会音楽(その6)

1430年代から 80年代の教会音楽(続き) この時代の教会音楽の発展には、いくつかの特徴があります。 一つは、声部数の増加です。世紀半ばには3声部の書法が標準でしたが、半世紀後には、4声部の作品の方が一般になります。そして、本質的なバス声部が役割…

ルネサンス初期の教会音楽(その5)

バンショワ 表情豊かな旋律を書くことにかけては、デュファイやダンスタブルを凌いでいました。その才能は、世俗的なシャンソンに向けられました。 一般にバンショワとして知られるジル・ド・バンシュ(1400年頃 - 1460年)は、エノー公ギヨームに仕える評議員…